久しぶりのM75t Gen2ネタです。
以前の投稿で、内蔵DVDドライブを追加したのですが、ドライブ自体の接続方式がUSBケーブルだったので、当時は仕方なくUSBケーブルを背面から引き回して接続していました。
ただ、これだとやはり不格好ですね。このM75t Gen2には内部にUSBピンヘッダが付いているので、これを使ってDVDドライブを接続しようと思います。
3行まとめ
- LenovoPCのUSBピンヘッダは2.0mmピッチで、一般的なパーツ(2.54mmピッチ)をそのまま使えない
- ピンピッチ変換ケーブルを用いることで、一般的なパーツを使える
- LenovoPCのUSBピンは11ピンで、一般的なピン数(9ピン)と異なるので、接続位置に注意が必要
Lenovo PCのUSBピンヘッダについて
M75t Gen2に限らず、Lenovo PC全般的にそのようなのですが、内蔵のUSBピンヘッダが特殊です。
・ピンのピッチ(ピン同士の間隔)が、一般的な2.54mmではなく、2.0mmになっている
・ピン数が、一般的な9ピンではなく、11ピンになっている
ピンピッチについては、ピッチの変換ケーブルが必要になります。
ピン数については、変換ケーブルの差し込み位置の注意が必要になります。
それぞれの詳細を後述します。
なお、ピンヘッダのピン配置については、英語ですが以下が参考になると思います。
ピンピッチ変換ケーブル
上述の通り、ピンピッチ変換が必要になりますので、ネットで購入しました。
たまにAmazonでも取り扱ってたりするのですが、安かったので今回はAliexpessで購入しました。
この商品は配送に約2か月かかると書かれていましたが、今回のケースでは注文から到着まで26日間で済んでいます。7/14に注文し、8/9に到着しました。
ということで、到着した品がこれです。Aliexpressに書かれているものそのままですね。
封筒から中身を取り出すと、プチプチに半分しか包まれていないケーブルが出てきました。この辺はAliexpressクオリティでしょうか。
メス側は10ピンで、2.0mmピッチです。こちらをマザーボードに刺します。
オス側は9ピンで2.54mmピッチです。こちらをUSBコネクタ側に刺します。
内蔵USBピンヘッダでDVDドライブを接続する
それでは、マザーボードのピンヘッダに変換ケーブルを刺します。
まず、マザーボード側はこんな感じです。USB1(白)とUSB2(黄色)のピンヘッダが見えます。
USB1, USB2どちらでも使えますが、今回はUSB1を使いました。
変換ケーブルのマザーボードに刺す側(メス側)は、ピンは10ピンですが、導線は9本しか刺さっていません。導線が刺さってない1ピンの部分を、マザーボードの1ピン足りない部分に合わせる向きで、マザーボードに刺します。
画像で示すと、左側の赤枠で囲った部分に、変換ケーブルを差し込みます。また、赤枠の一番右下のピンが抜けてる部分に、変換ケーブルの1ピン足りない部分を合わせます。
続いて、変換ケーブルとUSBコネクタを接続します。
USBコネクタは、以下を購入しました。
USBコネクタ(メス側)は9ピンなので1ピン分の穴が埋まっています。そのため、刺さる向きにしか刺さらないので、向きで迷うことは無いと思います。9ピン同士を接続します。
最終的に、こんな感じになりました。
ちょっとわかりにくいですが、右下のDVDドライブから伸びているUSBケーブルが、今回追加したUSBコネクタに接続されています。
ただ、このままだとUSBコネクタの半田付けされてる部分とシャーシなどがショートする可能性があるので、段ボールの切れ端で隠しつつ、ガムテープで留めてみました。
この接続で今まで通り、DVDドライブが使えることが確認できました。
まとめ
内蔵USBピンヘッダを、USBケーブルを刺すことができるコネクタに変換して、USB接続のDVDドライブを繋ぎました。
以前のような、PCの背面にケーブルを取りまわす必要が無くなり、見た目がすっきりしました。
Lenovoのこうしたピンヘッダは、市販のコネクタがそのまま使えないので不便ですね。なんでわざわざ独自仕様にしているんでしょうか。
コメント