先日、自宅のWi-FiルータをWi-Fi6対応に買い替えました。購入したものはTP-LinkのAX5400です。
5GHz帯で4804Mbpsまで対応しているルータになります。
PC側はというと、M75tはWi-Fi6に対応した無線LANカードをオプションで付けましたが、これはRealtekのRTL8852AEで、最大帯域が80MHzで通信速度が最大1201Mbpsになります。
一方で他のカードを調べると、最大帯域が160MHzで通信速度が最大2402Mbpsの無線LANカードも存在します。
せっかくルータを買い替えたので、無線LANカードもよいものに変えてみたいと思います。
3行まとめ
- 無線LANカード差し替え用に、intel AX210NGWをAliexpressで購入した
- M75tには、そのままカードを差し替えるだけで動いた
- 一部機種ではBTが使えないという情報もあったが、M75tではBTも問題無く使えた
intel AX210NGWの購入
M75tの無線LANカードは、M.2接続となっています。交換する場合も、M.2タイプのカードである必要があります。
せっかくなのでintel製がいいかなと思い、Wi-Fi6対応で160MHzに対応した製品を調べたところ、Wi-Fi 6Eにも対応した AX210NGW があったので、これを購入することにしました。
購入先は、最近よく利用しているAliexpressです。
2022/8/7に注文し、商品が届いたのが2022/8/14でした。
Aliexpressの配送で1週間で届いたのは最速ですね。
届いた商品はこんな感じです。ちゃんと梱包されてますね。
シールが貼られている通り、最終的にはクロネコヤマトで届きました。
アンテナなど付属品は何もなく、基板だけの商品です。
この AX210NGW をPCに取り付けます。
M75tに無線LANカードを取り付ける
まず、既についている無線LANカードを取り外します。
無線LANカードは、以前交換したM.2 NVMe SSDの隣にあります。
プッシュピンで留めてあるので、プッシュピンを引き抜きます。
ちょっとわかりにくいですが、プッシュピンを外すと無線LANカードが少し持ち上がります。
このまま、カードを引き抜きます。
アンテナがつながっている部分に、透明なカバーがかかっていますので、これを引き抜きます。
また、アンテナがつながっていますので、これも外します。
最終的に外した無線LANカードが以下になります。
その後、購入した無線LANカードを逆の手順で取り付けます。
カードをマザーボードに刺す時は、斜めから差し込み、マザーボードと水平になるように倒します。
ノート用メモリ(SODIMM)を取り付ける時と同じ感じですね。
最後にプッシュピンで留めます。
これで取り付けは完了です。PCを起動して、動作確認をします。
ちゃんと確認しそこなったのですが、私の場合は特にドライバをインストールすることなく、認識してくれたようです。
インストールが必要であれば、この辺からダウンロードできるはずです。
Wi-Fiルータに接続し、リンク速度を確認します。
期待通り、2402Mbpsになっていますね。インターネットが使えることも確認できました。
Bluetoothの確認
引き続き、Bluetoothが正しく動くか確認します。
差し替え前には、BTヘッドセットを接続していました。BTの画面を開くと、ペアリングした情報がそのまま残っています。
試しにそのまま接続してみると、接続に失敗してしまいました。
そこで、一旦ペアリング済み機器を削除しようとしたところ、それも失敗してしまいました。
仕方がないので、そのまま機器をペアリングモードにして、新しいデバイスとして接続を試みると、接続できました。
削除できないのが少し気になりますが、接続できたのでよしとしましょう。
ネットで調べると、Wi-Fiは使えるもののBTが使えないというケースもあるようですが、M75tでは特に問題無く使えました。よかった。
通信速度の確認
実際の通信速度を確認してみます。今回はiperfを使ってみました。
通信速度の確認にiperfを使う場合、一般的にはLinux環境を使って、通信帯域を使い切るオプションを有効にするようですが(Windows環境だとそのオプションが動かないらしい)、諸事情によりLinux環境を準備することは断念し、Windows環境で試してみました。
UDPで試しましたが、速度が改善していることが確認できました。
まとめ
M75tの無線LANカードを交換しましたが、特に悩むようなポイントは無いですね。
2倍とまではいきませんでしたが、通信速度が改善したようでよかったです。まぁ、これを体感できるものなのかと言われると微妙なところですが、気持ちの問題ですね。
M75t購入時に、せっかくWi-Fi 6対応のオプションを付けたのに、アンテナしか使っていないのがもったいないですね・・・。今から考えると、オプションは本当に最小構成でよかった気がしますが、これも勉強だと思うことにします。
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